一瞬の不注意が、取り返しのつかない事故になります。
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医療機関に従事する皆さんへ 医療機関における職業感染(エイズ・B型肝炎など)の大きな原因のひとつとして、安易な取り扱いによる使用済み注射針による針刺し事故が上げられます。 しかし、針刺し事故は個人的な不注意として処理され、そのために事故防止対策の必要性を訴えることができない状況です。 医療機関の経営者を始め、そこに従事する医師、看護師が針刺し事故による血液媒介性病原体(工イズ・B型肝炎など)に対する危険性の認識が不足していることも見受けられ、事故の危険を認識し、針刺し事故の防止対策を講ずることが急務です。 医療に従事する者は、「医療機関は病気を治癒、治療する所であり、医療器具などで病気を発生(感染)させるところではない」との認識を持って使用済みの注射針を管理する責任を忘れてはなりません。 また、注射針の針刺し事故が廃棄、排出後に増加している実態も認識し、防止対策として、廃棄、排出前になんらかの処理を行い、医療廃棄物処理業者での事故を医療機関として防ぐことの責任も持つべきです。 針刺し事故が起きるのは、使用後に注射針をリキャップする時が最も多発生していることから、リキャップ前に注射針処理機などで高熱溶融処理を行えば針刺し事故は防げるのです。 針刺し事故を防ぐのは、注射針使用後直ちに高熱溶融処理することが最良の方法なのです。 ● HCVに関しては統計の始まった平成5年度から毎年多くの医療従事者がHCV感染労災認定されており、平成11年までの7年間で377名(医師39名、看護婦307名、臨床検査技師9名、その他22名)認定されています。 ● HIVに関しては、東京都内の大学病院で清掃作業中の男性が針刺し損傷でHIVに感染し、エイズを発症して死亡したと疑われる事例報告について、厚生労働省から公表されました。 <関連記事> 病院の清掃中に針刺してエイズ感染?男性死亡(2001年9月8日 読売新聞、他) 東京都内の大学病院の清掃作業員(57歳男性)が、体調不良で今年5月に受診した結果、HIV感染しエイズを発症していることが判明。感染経路については、「病院の手術室で清掃中に何回も注射針などで針刺しがあった」と医師に話していたが、数日後に死亡する。 針刺し損傷訴訟(1999年3月9日 朝日新聞-大阪) 「新人時代(准看護婦)に患者の血液検査中、指に刺さった注射針からC型肝炎に感染したのは病院が十分な指導をしなかったからだ」として、病院を経営する医療法人を相手取り総額約3000万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は、病院側に約2740万円の支払を命じる判決を言い渡した。→病院側は控訴し2000年4月に和解。最終的には和解が成立しましたが、1999年3月針刺し損傷によってHCV感染したのは病院側が十分な指導をしなかったからだとして病院を経営する医療法人を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は病院側に約2740万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。 日本醫事新報No.3954(2000.2.5) ● 1996~1999年度(3年間)の厚生科学研究費補助金エイズ対策研究事業におけるエイズ拠点病院針刺し・切創調査では、3年間でエイズ拠点病院延べ608施設から15,119件(解析可能データは11,798件)の針刺し切創j事故データが報告されています。 平成11年度 厚生科学研究費補助金エイズ対策研究事業 HIV感染症に関する臨床研究針刺し事故の現状と対策:1996~1998年(3年間)のエイズ拠点病院における針刺し・切創事故調査結果より |
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by Chanty
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